腰痛の温泉治療

温泉の効能

 

温泉が腰痛に効果があるのは、医学的には明確にはされていないようですが、古くから多くの人によって実証されてきているので間違いないと考えてもいいでしょう。ちなみに泉質成分ごとの効能等を挙げてみますと、単純温泉は高血圧、動脈硬化、神経症となっており、硫黄泉は降血圧作用の温泉治療に活躍している温泉です。ラジウム泉は痛風、糖尿病、リウマチ、神経痛など、二酸化炭素泉は別名心臓の湯とも呼ばれていて降血圧作用を持つとされています。

 

こうした温泉は実績があるわけですが、あくまでも「温泉の素」や「普通の入浴」と比較して腰痛改善にどの程度の差があるのかは、各人が判断することになります。ただし、どちらにしても、温泉の温熱効果は腰痛に効果が高く、実際の療養に現在でも活躍している事が何よりの証拠でもあります。

 

温泉の温熱効果で、筋肉が疲労して悲鳴をあげている部分を温めることによって、その結果として筋肉は弛緩され、血管圧迫も軽減されます。開放された血管は不足していた酸素と栄養を再び筋肉に送るので、筋肉は回復へと向かうというメカニズムです。

 

これに、温泉に入ることの気持ちよさが加わって、普段よりかなりリラックスすることもできるので、効果は更にアップするというわけです。