腰痛の温泉治療

腰痛治療に評判の温泉

 

全国各地には腰痛に効くと人気の温泉がいろいろあります。東京から近い所ではやはり神奈川県の箱根温泉が有名でもあり、箱根町観光協会、箱根強羅温泉旅館組合、箱根仙石原温泉旅館組合では腰痛治療の宣伝にも力が入っているようで、泉質は30~80℃の単純泉、アルカリ性単純泉で、腰痛も含む神経痛、関節痛、冷え性に効くとされています。

 

同様に群馬県の草津温泉や伊香保温泉もよく利用されている温泉で、ここは古くは江戸時代の温泉番付でも当時の最高位の東大関に格付けされた名実ともに日本を代表する名泉の一つとされています。 泉質は基本的には酸性低張性高温泉(酸性泉)ですが、源泉によっては硫黄泉などもあります。

 

東大関に格付けされたのが草津温泉なら西大関に格付けされたのが、近畿は兵庫県の有馬温泉でやはり腰痛に効くと評判で、温泉病院などもあります。泉質には種類があり、塩分と鉄分を多く含んで褐色を呈する含鉄強食塩泉、ラジウムを多く含んだラドン泉、炭酸を多く含む炭酸泉があります。これらは湧き出し口では透明なのですが、含鉄強食塩泉は空気に触れて褐色に着色するので「金泉」と呼ばれています。

 

温泉に入いる時は、まず半身浴から始めると負担が少なく、浮遊浴と呼ばれる寝湯も、同様に水圧の影響をあまり受けないので、じっくり湯に入って心身共にリラックスさせるのには勧めです。

 

1回の入浴は汗ばむ程度で出るようにして、休み、また浸かるというように2~3回繰り返すのが効果的です。浴槽から出たらシャワーで洗わず、温泉の有効成分を肌に残すようにタオルで軽く拭くようにすると、温熱効果も持続します。こうした温泉の活用で、ぜひ腰痛を解消させてください。