腰痛の温泉治療

腰痛とは

 

腰痛は最も身近な症状のひとつで、お年寄りはもちろん若い人でも悩んでいる人が多い状況となっています。腰痛の程度は各人によって異なりますが、種類としては筋肉の緊張性に関連した腰痛や、慢性で鈍い痛みとなる腰痛に区分することができます。

 

誰もが経験したことがあると思いますが、同じ姿勢を長時間続けている場合などによくあるのが筋肉と関連した緊張性腰痛の方です。これは筋膜性腰痛とも呼ばれていて、筋肉が過度なストレスから緊張して生じる腰痛となっています。

 

筋肉はストレスが加わると、交感神経が常に優勢になって活発化する特性があり、他の筋肉などにも余計な力が入っていわゆるバランスの崩れた状態となります。これを調節しようとして腰の筋肉の負担が大きくなると腰痛になるわけです。

 

こうした腰痛はいわゆる環境型の腰痛となりますが、慢性型腰痛の方では、鈍い痛みが常に腰に継続して出るものとなります。この場合は症状が結果としては腰痛であり、十剤の病名は他に存在します。

 

例えば椎間板ヘルニアでは、腰の痛みと共にしびれがあり、更に重くなると排泄にも支障が出て痛み自体も増してしまいます。これは倉庫などの現場仕事で不自然な中腰の姿勢などで重い物を運ぶ作業をする人が多く発症しています。

 

ぎっくり腰も同様に重いものを運んだり、腰を無理にひねる体制をしたりすることで発症して、立ち姿勢でいると特に腰痛がひどくなるようです。腰はこのように、負担をかけ過ぎるのが危険で、誰にでも発症の可能性があるのです。